防水性・保湿性に優れた「がま」を丁寧に編みあげて作る草履や手提げ、雪靴などの生活用具。
蒜山地域に伝わる伝統技術で、岡山県指定伝統工芸品にもなっています。
蒜山は12月~3月まで「百日雪の下」といわれるように、昔からたくさんの雪が降る地域でした。
そんな蒜山の冬の作業としてがま細工が作られてきました。
材料のがまの育成、管理、刈る作業、乾かす作業など、編むところにたどり着くまでにも、大変な時間と労力がかかっています。
ガマ細工の横糸の材料になるヤマカゲ(シナの木)から樹皮のみを採集する作業も大変なものです。
もちろん編むのも熟練の技と時間が掛かっています。
そのため、流通量は決して多くなく希少ですが、この暖か味のある工芸品は蒜山の伝統工芸として受け継がれています。
現在では、あちこちのセレクトショップやデパートなどでも人気で、常に品薄の状態です。
欲しい方は見つけたら購入される事をおすすめします。
使用してみると分かるのですが、かご自体が自立するため中の物がばらけにくく、とても扱いやすいのです。
耐久性もあるので、蒜山では何年前からあるのか分からないくらい前のがまの籠などが現役で使われています。
一度使うとそのデザインと利便性と耐久性にやみつきになりますよ。
蒜山でがま細工が購入できるお店
【ヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク】 当コテージから車で5分
【GREENable HIRUZEN】当コテージから車で5分
【道の駅 風の家】 当コテージから車で10分
【ウッドパオ】 当コテージから車で5分